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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

逃げの達人

3月も半ばを過ぎましたね。

子供たちは卒業、社会人は異動の時期でしょうか?

来月になれば新年度の始まりです。

 

自分の生活している地域で日々気持ちよく暮らすために自治会を設けている所も多いと思います。そこで様々な役が回ってきます。

会長、副会長、書記、会計等々。

出来れば大役、特に会長は誰もなりたくないところですよね。

 

私の住む地域は新興住宅地で最近になって引っ越されてきた方もいるのでそれ程ご近所付き合いが多い方ではありません。

 

役員決めは割りばしの様な棒の下部分にそれぞれの役職を書いて下が隠れる入れ物に入れて順番に引いていくというやり方です。

ハラハラで心臓に悪いです。

 

近所付き合いは少ないとはいえ、1年を通してとんど焼きから始まり、夏祭りの企画、設定、町をあげての運動会、消防訓練、町での議会への定例出席など勤めているくらい大変だと思います。婦人会や老人会、子供会など4役はこれらを統括しなければなりません。

 

月1の定例会は土曜の夜2時間くらいあります。

いくらかのお手当は貰えるようですが、それに見合うような仕事量ではないし、何処でもそうだと思いますが、色々外野からうるさく言ってくる人も多いらしいので誰もなりたいはずはありません。

 

数年前、十何年ぶりにくじを引きに行く順番が回ってきました。

私はPTAでもよくくじ引きで役員に当たっていました。夫は自称運のいい男らしいです。会社のビンゴみたいなので結構上位で当ててきます。

 

当然夫が行ってくれるだろうと私は夫にくじ引きに行ってほしい。と頼みました。

夫の返事は「今会社が大変でそんな余裕ない。絶対無理やから。」と言い放ちました。

丁度私は更年期のピークは過ぎつつあったけれど、色んな予定もドタキャンすることもあったし、その時も調子よくなかったので何度も頼みましたが、出来ないと一歩も譲りませんでした。

 

冗談で傍にいた娘に「代わりに行って~」と言うとまさかまさかの「いいよ」という返事でした。勿論役に当たってするのは娘ではないけれど、おじさんおばさん、なかには長老の様な方もいるのにその中に入っていくの平気なのか?

 

2時間程過ぎて娘が帰ってきて「大丈夫だったよ。ゴミの委員にしたよ」と言われほっと胸をなでおろしました。

娘は当時社会人にはなっていましたが、どう見ても大学生くらいにしか見えなかったので周りの人はとても親切だったらしいです。ここの親は何なんだと思われたでしょうね。

 

聞くと印の付いた棒の上の部分の色や特徴を目に焼き付けていたそうです。

デジタル世代?我が娘でかした!です。

 

そのことを後で近所のママ友に言うと「〇〇ちゃん、男前!」と言われました。

 

それにしても自治会の役決めにも逃げていくなんて・・・。

娘ももし大役になったとしても「やるよ!くらい言えないかね」って呆れてました。

今はジェンダーとかで男らしいとかいう言い方はタブーなのかもしれないけれど、こういう時男らしい頼りになるお父さんであってほしかったです。

 

前は「役になったらなった時、やるしかない!」て言ってたのに見事に嘘でした。

もし、役に当たっていたらきっと私に任せて逃げたでしょう。

こんなことはいつもの事です。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。