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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

ゆっくり時間が流れる

今日からかなりの大雨との予報だったので、母の通院に早めに出かける。

レントゲンや血液検査もあり、3時間近くかかったので一旦実家に戻るのも面倒でスーパーで食材を買い、2階の本屋に寄って栗原はるみさんの本を買って車の中で読んだ。

 

ご主人が亡くなられて寂しさは変わらないがご主人のためにも頑張って色んなことにチャレンジすると...。

 

お互いが居なくてはならない存在だったのだろう。

 

仲の良い夫婦の様子が伺える。

 

食を大切にして毎日きちんと整えて暮らす、勿論普通では手に入らないような佇まいだけど丁寧に暮らすっていいなと改めて思った。

 

我が家ときたら新築で買った4LDKの戸建ては子供がまだ幼稚園にも入っていなかったので掃除もままならず、特に男の子は扱いが乱暴で玄関ドアに鍵がかかっていたらガチャガチャ引っ張る、中学時代は野球部でフローリングの床はいつもザラザラしていた。

 

当時私も1時間以上かけて週5日パートに行っていたし、2人の子供の塾の送迎など忙しく掃除まで思う様に手が回らなかった。

 

引っ越してきた当初は夫が嫌味たらしく台所の床に少し水がこぼれただけで拭き回っていた。

 

そのままあっという間に10年過ぎ、20年過ぎもう四半世紀経ってしまった。

 

あの家ではゆっくり腰を落ち着けて何かをしたことがなかった。

4人家族なんて普通なのにいつもバタバタ時間に追われていた。

 

誰も手伝おうとしないから。

それだけならまだしも日々罵倒される相手に美味しい食事を作るという気はいつの間にかなくなっていた。

 

でも今は違う。

 

お気に入りの料理家の本を買って作ってみて美味しければ何度も作ってレシピを見なくても作れるように自分の得意料理にしてしまおうと思う。

 

以前は必要にかられて時間に追われて義務感で作っていたけどこれからは素材選びからきちんとして丁寧に作りお世話になった人、食べてほしい人に食べてもらおう。

 

冷蔵庫にあれば泥棒猫のように食べ物をゲットする夫。

味とか関係ない。

 

もっと食の好みが似た人がよかった。

 

自宅のパントリーにはカップ麺が山のように買い置きされていた。

 

もう何も言う気はない。

どうぞ自分の身体、壊していただいても一向に困りませんという気持ち。

 

今夜は男性料理家の鶏肉とレンコンのピリ辛炒めを作った。

久しぶりにあぁ、美味しい!と思った。

 

美味しいと幸せになる。

これで息子が転職して近くで住んで偶に食事を一緒に出来たらいうことないんだけど。

 

母親は絶対諦めない。

 

そして自分の生活も..。

 

ずっとずっとあの夫から離れたいと思い続けてきたから今は予行演習だと思っている。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。