母との距離が近くなる
昨日は30℃近くまで気温が上がり、夏に近い暑さ。
母が先日要介護1に認定され、福祉用品の貸し出しお試しとデイサービスへの勧めに話をしに担当の方が来られ、その時は姉が同席してくれたのだが、金曜日再度器具を持ってこられるのでショッピングモールの介護用品売り場で下見をしに母と出かけた。
和菓子の好きな母にと朝自転車で和菓子屋さんに葛饅頭や豆大福を買いに行く。
この辺り何故か老舗の和菓子屋さんが多い。
私も年を重ねるにつれ、ケーキより和菓子が好きになり、店の佇まいも和風な感じが落ち着いて入るのが楽しみでもある。
実家まで母を迎えに行き、早めに食事へ。
先日便検査で血が混じっていたので大腸がん検査を受けるとか姉と話していたが、大腸がん検査の大変さは聞いていたので本当に受けるのかどうか姉とも話し合っていた。
仮にがんが見つかったとしても手術など出来る年齢でも体力もないので結局やめる事にした。
母も姉も簡単な検査だと考えていたようだが、もう一度医師の説明を受けると前日から入院、今はコロナで付き添いも出来ず、去年の抜歯の入院の時でも母はかなりへこんでいたので内臓にも負担がかかるこの検査は無理だろうと姉も判断してやめることにした。
それから母も気持ちがスッと楽になったようだ。
食事場所では天ぷら定食をペロッと平らげ、私ですらかき揚げはちょっと脂っこくて残したのにもうすぐ92歳にしてこの食欲と驚いた。
やはり元気な人は食欲が違う。
胃腸が丈夫。
介護用品売り場では今使っている杖が不安定なので支える部分が三俣や四俣になっているものを見てみたが母はやはり抵抗があるようだ。
先のゴムの部分だけ替えようかとか渋っている。
店員さんも今使っているのは折り畳みなので上手く合うかどうかと言っていた。
後は手押し車。これについては年齢のせいで背中は丸くなっているものの身体に何も障害のない母にとってかなり抵抗があるようだ。
歩くスピードもかなり遅いし、顔艶がいいのと反対に歩く姿はどんどん老化が加速している。
自分を客観的に見る事がないのでどこも悪くない人にとってはまだ10年前とそれほど変わらない気持ちでいるのだと思う。
自分でも偶に写真を撮ったり、動画を撮ってみて老化の進み具合を見る事も大事なのかも。
一旦マンションに来て、少しお茶を飲んで送り届けた、
築27年とは思えない綺麗さと明るさだと母も言っていた。
一番最初に案内された時のここに住みたいというインスピレーション当たっていた。
あちこち動いたのに母を送り届けてもまだ家に着いたら3時過ぎ。
帰りは渋滞もなく15分で着いた。
時間は前の家の三分の一。
結婚して30年以上実家から離れた所に住んでいた。まさか母が90過ぎてこんなに近くに住むとは思わなかった。
転勤族の夫と結婚して結婚前はいくらでも親や友達のいる所に帰省していいと夫は言っていたのにかなわなかった。
産後も早く帰ってくるようせかされた。
夕方一人でマンション近くを散歩していて同郷の転勤もない人と結婚していたらどんな生活だったんだろうとふと思った。
最後までお読みいただきありがとうございました。