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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

『もう別れてもいいですか』を読み始めた

相変わらず暑い。

 

昨日は電車とバスを乗り継いで自宅へ戻り、帰りは荷物を積んで車で帰ってきた。

外回りの雨水枡などの清掃を業者に依頼していたためだ。

 

外の方は綺麗だったらしく一か所だけ近くの木の根っこが張り付いていて引き抜いてもらった。

後半年もすれば又伸びてくるだろうという事で買主さんは私たちより年上だと思うのにこれから管理が大変だろうなと思うが住みたい場所も形態も人それぞれなので私は日々今のマンションに越してきてよかったと実感している。

 

業者の人にも

「こんないいお家売るんですか?」と言われた。

車がないと生活出来ないことなど話したらもう一人の人が

「この近くのニュータウンのお客さんも老齢化が進んでいると言ってました」と話されていた。

 

又うちの近所の映画館も前日閉鎖したという情報も得た。

 

あの映画館、越してきたころにオープンしてうちの子供2人が母にポケモン連れていってもらったのに月日の流れを感じる。

 

4半世紀住んでもう家という器は大して大事なものではないことを嫌というほど思い知らされた。

そこにどうやって家族と住むか庭も含めて家族で作り上げていくものなのに全く非協力的な夫。

 

家は住んでいないと荒むというが数日ぶりに帰ってやはり何ともいえない鼻をつく臭いがする。

もう少し片づけたかったが娘のシーツや息子の冬物衣類をマンションに持ち帰って洗う事にして後は2階も暑いしリビングに居ても鼻をつく臭いで頭が痛くなりそうなのでマンションに帰ってきた。

 

1人だし料理も適当だし直ぐ片付くので前から気になっていた垣谷美雨さんの

『もう別れてもいいですか』を読み始めてみた。

 

暴力や浮気も借金もない普通の夫と別れたいと思う50代のパート主婦。自分が非常識なのかと心の葛藤を持ちながら....決断は幸福の始まりという言葉にも引かれた。

 

正に私がそう。

思い切った決断をしたから今心地いい空気が流れてる。

心から幸せだと思える。

 

もっと早くに決断していればよかったと思うほど。

 

翻って母から聞いた話だが、自宅の近くに住んでいた姉が

「うちはもう公団住宅にしか住めない。○○ちゃん(私)は又これからマンション買えるだろうけど」と言って母に愚痴っていたらしい。

 

それは義兄が8年程前一人家を出て4年程小さなマンションを借りて別に暮らしお金を使ってしまったから。

 

その時義兄は姉に家を渡すと言っていた。

細かい資産分割や月々の家計もエクセルで表にして渡して見せていた。

 

家にかかるお金がなく、預貯金と年金分割してもらえたら絶対私なら別れると思ったが姉ははねのけた。

 

多分お金以外にも夫として義兄にいてほしいと思うことがあったのだと思う。

 

この本の中で主人公の主婦が友達から来る喪中はがきを受け取る所から物語は始まる。

毎年のように喪中はがきを受け取る年齢になったが、実の親か舅姑かと思っていたら意外にも58歳の旦那さんが亡くなったということで思わず

『羨ましい』と思ってしまった主人公。

 

自分の夫はどこも悪い所がないし、この先後20年も30年も一緒に暮らさなければいけないと絶望的になる。

 

全く同感過ぎて嬉しくなった。

 

今後主人公はどういう風に発展してくのか楽しみだ。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。