母は認知症の境界線かな
昨日は母の歯の治療のため朝から出かけた。
風も強く冷える一日だった。
6人きょうだいの中でも一番元気な母は高血圧症というくらいで他にどこも悪い所はない。歯も91歳になって初めて入れ歯を作ったくらいだから元々丈夫に出来ているのだろう。
病気はストレスからくるものが大半なのではないかと思うが、母にストレスがないわけではないだろうが、超ポジティブ思考。
悪い事もいい方に捉える、いつまでも根に持たない、直ぐ忘れるなど身体に不調をきたすような心の闇は見当たらない。
何でも自分は悪くないと思ってしまえば楽なもの。
自分を責めるから苦しくなるのだ。
上手くいかないのは自分にも原因があるのかもとか自己肯定感が低かったり。
母の場合はポジティブから次は高齢者特有の厚かましさも加わり、何でも人のせいにする、自分中心という厄介な部分も最近加わってきたように思う。
昨日も歯医者に行く途中の車内で踏切が中々開かず、そこの駅は車庫になっているので通る電車のスピードもゆっくりなのだが、その遅さに
「あんなゆっくり走って」とか
「誰も乗ってないのに無駄な!」とかまいったなという感じ。
反論しようにも耳がほぼ聞こえないので言うだけ疲れるし黙っているがそれもしんどい。
歯医者では次回の予約の時、大体いつも11時か11時半なのだが、来週は姉の番で姉だと家も遠いし、夜型の人なので母はそれを気遣い、大きな声で
「お姉さんは11時半しかダメやわ」と言う。
受付の人が11時半しか空いてないと言うのに強引というか自己主張どこまでするねんという感じ。
受付の人も少しムッとしていた。
昨日の診察代は1割負担で160円。
90過ぎの高齢者の診療を気持ちよくしてくれているのに、うまく付き合わなければ損だと思うのだが。
その医療費も税金から出ているという事をお忘れなくと言いたい。
90歳過ぎて新たに認知症を発症することはないと聞いたことがあるが、認知症の初期は人の事を悪く言ったりするらしいので大分母もきているのだろうなと思う。
相手を気遣う少し前の母の姿は何処へ行ったやら。
子供に帰ってきたという事だろう。
明日は介護認定調査の立ち合い。
介護度が上がるのかどうか。
調査員が来た時だけご多分にもれずしっかりするのだろうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。