ずっと寒い日が続いているので巣籠もりで身体が固くなったようだ。
明日辺りからだいぶ気温も上がるようで2月ともなれば春が一歩近づいたソワソワ感からかゴルフ仲間と女子会の方からもお誘いがあった。
年末年始以降、殆ど誰とも交流せず、刺激がないと時間はたっぷりあっても家仕事もする気が起こらず、その上夫がいちいちすることに干渉してきて口を挟むのでうるさくてストレス溜まりまくりだった。
さすがに1カ月過ぎた辺りから自分のやること決めて計画的に進めていこうと思っていた。
昨日パソコンを見ていると『疼く人』という小説を書いた松井久子さんがこの小説を出した後、89歳の男性と出会い、結婚されたという記事を目にした。
自身のことを題材にした『最後の人』という小説を今度は書かれたそうだ。
89歳のお相手は昭和1桁とは思えない男女平等の考えをしている人で週に3回ジムにも通い心身共に若々しいとか。
思想研究者でもあり、きっと共通する所が多いのだろうと思う。
松井さんはこの人の介護なら出来ると思ったそう。
何十年も生活を共にした相手ではなく、高齢になって出会った相手、年齢からしても介護や看取りはそう先の話ではないだろう。
それをこんな風に思えるなんて惹かれ合う何かがあったのだろう。
前のご主人は男尊女卑の典型のような相手だったようで結婚はこりごりと思っていたそう。
1人の人間として自立し、子供を育て孫も見て器の大きさがある女性だからこういう出会いもあったのだろう。
昔なら高齢者の恋愛なんて気持ち悪いと言われていたが、人生100年時代、人を嫌いになるよりも好きでいた方がずっといい。
相手が異性でも同性でも大人でも子供でも。
何十年積年の恨みを持ち続け、我慢して時に他人に妬みを持って生きている人間としては羨ましい。
実際に出来るかといえばおそらく無理だろうが、こういう話を聞くと勇気や希望を貰える。
もっと離婚が普通感覚で出来る世の中になってほしい。
最後までお読みいただきありがとうございました。