富士山頂上を目指して
数日来の寒さが嘘のように汗ばむような陽気。
先日義兄が離婚セミナーの開催のメールを送ってきた。
離婚=負けのイメージがあるが、離婚を希望する人にとっては損をしない離婚こそ精神の安定を勝ち取れる最大の勝利だと思っているのではないだろうか?
生活出来ればいいから少しゆとりのある生活、働かなくても維持出来る生活と自分の願望もどんどん変わっていくことがブレることになるのだろうと思う。
あまりにも酷い虐待とか(精神的な事も含めて)働かないなどの理由があれば最低限の生活さえ出来れば離婚に踏み切れるのだろうが、私がいつまでも二の足を踏んでしまうのはそこまであからさまな理由がないからかもしれない。
ただ自分の身体はどんどん蝕まれていっていることは確か。
夫のいない生活と再同居してからの生活を比べたら不定愁訴が続いている。
弁護士費用を確認したら来月中には相談したいと思う。
お金はかかるが弁護士の言うまま動くだけでいいので私の精神的負担は減ると義兄は言う。
確かにそうだと思う。
今は富士山登頂を目指して電車で移動しようとしている状況。
山の麓までくれば後は登るしかない。
絶景の景色が見られる頂上を目指して。
とにかく数万でも月々の給料がほしい。
60過ぎての仕事探しはほんとに悪戦苦闘。
デイトレをしようとすれば昨日は2000円のプラス、今日は2つで4000円の含み損。
その前も損切したので1勝3敗。
不労所得なんて無理なのだ。
男運も金運もくじ運悪いのだから。
何とか就業出来ないかと応募していた会社にさっき面接に行ってきた。
自転車で10分かからず。
ネット販売している会社で包装したり発送作業をする仕事。
住宅街の中にある家内工業のような感じ。
社長は偶然にも同じ高校出身だとか。
数名の人が働いているようで社長は落ち着いた感じできちんとしている感が出ていた。
「家内も一緒にここで手伝っている」という言葉にそれがありありと。
若く見えたが私より4つ上。
きっと家庭を大事にしている人は仕事も順調で色んな経験段階を経ていい年の取り方をしているのだろうなと思った。
何かどこの家庭も羨ましい。
普通ということがどれだけ贅沢なことか。
やはり非常識な人とは離れる以外ないのだ。
来年の今頃はきっと離れている。
そのためにしんどい作業は当たり前。
今は離婚或いは別居した時の自分を妄想している。
数年前はまだ覚悟がなかった。世間体も多少は気にしていた。
今はもうそんなことより、決断できない時間だけが過ぎていくというアドバイスのその言葉が残る。
後悔したくない。
最後までお読みいただきありがとうございました。