ほほえましい友人夫婦
今日25日は友人宅のワンちゃんの1歳の誕生日だそうで、朝おめでとうラインを送ると彼女から直ぐ返信がきて、ご主人が今の犬が初めて自分によくなついてくれるので可愛くて仕方ないらしく、今日出張から帰ったらワンコのためにケーキを買ってきてお祝いするのだそう。
子供がいない友人夫婦はずっと犬や鳥を飼っていて彼女の方は子供の頃から何かしら動物と共に暮らしてきたそうで本物の動物大好きな人なのだ。
道で鳥が死にかけていたら動物病院に連れて行き、獣医師の『安楽死』という話に納得がいかなければ又別の病院に行き納得のいく先生を探すというような人。
去年亡くなった飼い犬の介護で犬主体に行動する彼女とご主人の間で少し齟齬もあったようだがそれでも最期をよく看取ったと思う。
うちの飼い犬が5年前に亡くなる直前もうダメだろうというとき夜中3時までラインで励ましてくれたのは彼女だった。
うちの犬が息を引き取ったのは早朝5時だった。
リビングで抱きかかえながら1階の和室で寝ている夫と2階の自分の部屋で寝ている子供たちを起こしにいったのはその後だった。
家族なのに変な話だ。
もちろん皆十数年間可愛がってはいたけれど、気の強いうちの犬が結構な暴走犬だったので時に手荒いことをしたのは夫だった。
娘もあまり可愛がらなかった。
なので死の直前も誰も呼びにいかなかった。
繊細で人の気持ちを感じとることに敏感な犬だったのでそれでよかったのかもと思う。
最後断末魔の叫びのような雄叫びのあとニタっと口を横に広げて笑ったように見え、その時の様子は今でも忘れられない。
その友人は夫婦と彼女のお父さんとの3人で暮らしているが元々我儘で最近少し呆けがはいったかなというお父さんに対してもそのご主人は仕事帰り疲れているのにお父さんを病院に連れて行ったりそれはそれはよくやってあげているようだ。
ホントは家へ帰りたくないと思うって彼女は申し訳なく思っているみたいだけど。
それでも放っておけない人としての温かさ。
男らしいというのは最後まで逃げないで責任を持って行動するという事なのだとつくづく思う。
家の父が倒れた時、病院に泊まる私の手助けになってくれるどころか共倒れになるからやめろと言った夫。
共倒れになるから手伝うというのが普通の家族だと思うがそういう発想は夫にはない。
今相手がどういう状況かどういう気持ちか推し量る能力が全くない。
そのくせ自分の困ったことには普通以上にアピールしてくる。
つい比べてしまう。
1歳になったワンちゃんと友人夫婦、お父さんとケーキを囲んでコロナの暗さも吹き飛ばす明るい一日を過ごしてほしい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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