『PLAN75』を観て
今日も寒い。
三寒四温かな。
午後からアマプラで『PLAN75』を観た。倍賞千恵子主演の。
日本の超高齢化社会に一石を投じる映画。
実にリアル。
家族がいて75歳で死を選択するこの制度に申し込む場合はまだいいと思うがこの映画でクローズアップされている身寄りのない一人暮らしの老人の場合、実に哀れだ。
倍賞千恵子演じる78歳の一人暮らしの清掃員も老朽化した団地で暮らし、仕事はリストラ、住む所も退去しなければいけなくなり、家を探すが家賃2年分前払いしなければ借りれないという現実。
やっと就いた仕事は夜間の交通整理で超過酷。
この数年モラ夫のこと調べ色んなブログを見てきて同じような人が同じような考えを持ち、夫から逃げたいと思いながら小さな暮らし、身軽になる事に希望を持って生きているようだ。
私もその一人。
でも現実は厳しい。
1人になっても子供や孫と行き来出来るなら寂しさも紛れるだろうが、この映画のように子供や孫と疎遠になり誰とも話さず、制限時間15分で電話で話し相手になってもらう。
それもこのプランの1つに入っている。
そこの機関の人がいう言葉に
「老人は寂しいんです」というのは本当にそうなんだろうなと思う。
出来る事が減り、行く所もなく話し相手も居なければ...。
お金があり、子供や孫と旅行だ買い物だと出掛けられたら全く違うのだろうが。
つい先日同級生と親の介護の話や年金の話をしていたばかり。
それぞれが大なり小なり親の介護をしてきたり、現在もしていたり、結局きれいごとを言っても自分の親のシモの世話などしたくないのだ。
認知症で暴言を吐かれた時にはやり切れない、親の命が絶えた時ホッとしたというのは当然だろう。
ただ今日観た映画はあまりに現実的過ぎて、家族について考えさせられた。
看取りの時、そしてその後の葬儀はやはり従来通りがいいなと。
死にざまが生きざまというが、もし離婚したら夫は子供たちとは無縁になるだろう。
誰が葬儀をするのだろうかと思うと何故こうなった?と考えてしまう。
これまで愛情持って接してきてたら、何十年という日々の積み重ねが招いた結果が今に至る。
とはいえ、生理的に無理だと思う自分もこんな小さいこと、少しくらい我慢出来ないのかとも思うし、何だかんだ考えさせられた。
先週急に具合が悪くなって食事会の直前まで調子悪かったのに、夕方帰ってきたら治っていた。
雨降りで少し肌寒かったにも関わらず。
これはやはり夫源病なのかと。
来週は私と同じく夫源病に悩まされ、実家へ避難、離婚を目論んでいる同級生と会う。
その後どうなったのか、私と同じ誕生月なので厚生年金の受給申請書類も届いているはず。
年金のことホントにややこしい。
家にいてもやることが一杯。
諦めない。
最後までお読みいただきありがとうございました。