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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

更年期の治療①

私の更年期は父の介護、子供の受験と重なりました。父の死後、1年くらい経った頃いつもの仕事の依頼で週5日短時間パートをしていました。1ヶ月半の短期間で人数もメンバーも予め決まっているため休みは取れません。

体調には気を付けていたつもりが風邪をひいてしまい全身が痛く腹痛や下痢も加わり、とうとう1日休んでしまいました。

抗生剤で少しマシになりましたが、布団から起き上がろうとしても首が痛くて横向きになり腕の力で体を支えないと起き上がれません。

 

仕事最終の日、恒例で仕事仲間とお茶を飲んで帰ったのですが、帰りの電車の中で頭が割れそうに痛く立っているのがやっとという状態で家へたどり着きました。

今までで一番酷い風邪だっただろうと記憶に残っています。

 

少し無理をするとそれに近いことが何度かあり、気が付くと何の前触れもなく、生理がとまっていました。

 

ある年の春ごろ、やけにトイレが近いなと思い、泌尿器科を受診しました。加齢のせいで膀胱が小さくなっているのかなと思ったので尿の容量を大きくするような薬を処方されやっぱりなと少し安心して帰りました。

 

ただ尿検査では菌も少し出ていると言われ、それなら逆に出し切らないとだめなのでは?と不安になり別の病院で診てもらいました。

やはり菌が出ているので抗生剤を出されました。

ところが何日経っても改善されません。少しマシになったと思ったらまた微熱が出たりの繰り返しでした。色々薬を変えても変わらず。

 

慢性膀胱炎と言われました。

毎週尿検査に早朝診察券を出し、2時間程待って診察それの繰り返しでした。

 

相変わらず私が体調を崩しても夫は知らん顔。

食事を作れない程しんどい時はお弁当を買ってきてくれたのはいいけれど、こってりの肉系とかフライ系で「あっさりしたものが欲しかった」と言ったら「贅沢な」と言われました。胃腸の調子が悪い時にこってりの脂系食べれる人、強靭ですよね。

 

あまり結果的には効かなかった医師ですが、ある時尿検査でまた蛋白や菌の量が増えていて疲れた顔で診察を受けていると「無理しているのとちがいますか?」と言われました。その一言が心に響いて涙が出る程嬉しかったのを覚えています。家族よりも他人の一言の方がよっぽど救われるんだと思いました。

 

色々やってもよくならず、遂に医師も「婦人科系かなあ」と言いました。普通は菌が入ってもバリアがあり、はねのける力を持っているが免疫力が落ちてそのバリアがなくなっていると説明されました。

 

引きこもりがちな日々が続く中ある雑誌の記事が目に留まりました。

更年期における不調でチェック項目に殆どあてはまりました。

人生50年60年時代はそれでよかったけれどまだその先半世紀近くあるのだから不調があるなら積極的な治療をしてみた方がいいと書かれていました。

『ホルモン療法』もその一つでした。

 

そうだ、この先の人生はまだ長い・・と思い、ネットで更年期外来のある婦人科を調べました。