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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

自宅売却その後

3日程更新が滞ってしまった。

 

先週は実家へ行って母の福祉用具のお試しに福祉担当の女性と介護用品の業者の方が来られて実際に使ってみるのに立ち会った。

 

杖と手押し車と風呂椅子、ベッドの横に着ける支えの4点。

 

手押し車はまだ必要ないということで見送り、杖は今使っているのより安定感のある

支えが4点になっているもの、風呂椅子は少し大きいけど借りることにした。

ベッドから起き上がる時のサポートの手摺りのようなものの3点で月336円程。

 

いたれりつくせりの介護保険

この国の寿命がどんどん伸びるわけだ。

 

このお金を未来ある若者に回してあげてほしい。

 

私たちの20代の頃と比べても上がらない給料、どんどん目減りする年金、それで結婚しろだの少子化ストップなんて何を言ってるんだという感じ。

 

長寿社会を助長させる今の制度何かおかしくはないか?と思う。

 

週末には自宅に帰ろうとは思っていたが売却依頼していた不動産会社から連絡があったと夫からラインがきた。

 

いよいよSUUMOに掲載されたということ。

見てみると新緑の季節なので庭の緑も綺麗に映え、築25年よりずっと新しく見えた。

5年前に外壁塗装していてよかった。

 

25年も住んでいて知らなかったが2階の私の寝室12.5畳もあるそうだ。

リビングが11.7畳くらいなのでリビングダイニングよりも広い事になる。

 

どうりで居心地いいわけだ。

 

夕食を終え、一人で自分の寝室で寛ぐ時至福の時だといつも思っていた。

誰にも邪魔されない空間。

 

そこは夫との些細なトラブルから回避できる私のシェルターのような場所だった。

 

広い設備のいい家だけどいつもストレスが溜まる家だった。

 

それは幼い子供2人抱えて一人で家の中の事も庭仕事もやらなければいけないしんどさだった。

 

初めは狭い古い社宅から解放され張り切って庭仕事もやっていた。

 

台所仕事で床に少しでも水がこぼれていたら夫に激しく責められ、嫌味ったらしく拭かれた。

そのうち子供の受験を控えたり、パートの仕事で忙しくて家仕事にも中々手が回らなくなるとどんどん家を綺麗にするという意識は薄れてきた。

 

夫婦2人で協力してこそマイホームもキレイが保てるというもの。

夫にははなからその意識はなく、家事は女の仕事、どこもぴかぴかになっていて当たり前。

 

自分は金を稼いでいるのだから家の中のことも庭仕事もノータッチでいいと思っているのだろう。

 

最初から出来ないならマンションでよかったのにと思う。

 

数年前ならもう少し高い値段で自宅も売れただろうし、マンションも高騰していなかった。

 

今日も子供部屋のクローゼットの外していた扉をつけようとしていた時、力任せにするので天井と床に傷がついた。

 

荷物を移動させるとき傷を作るのはいつも夫。

 

入居したての頃はあれだけ傷をつけるなとか汚すなとムキになっていた張本人が一番やらかしている。

 

本当に不器用なのだ。

 

一緒にいるとストレスが溜まってしようがない相手。

 

他にやることが一杯あるので去ろうとしてもまだやっている。

結局部品が紛失しているのでいくらやってもどうにもならないことが分かった。

 

重い扉を持って足腰が痛い。

 

もう少し片づけようと思ったが2時過ぎ自宅を出てきた。

 

マンションに帰ってきたらホッとする。

 

安普請だし、隣家の子供は煩い、調理器具も家具も揃わず、不便な思いもするけどそれでもあの夫といた2日間よりはずーっといい。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。