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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

お盆休みと息子の帰省

月曜日に息子が車で帰省するというので自宅へ帰った。

夫も休みを取っていた。

 

墓参りに行くと言っていたので午前中に着くように朝10時頃マンションを出た。

思いのほか道は混んでいた。

 

息子はゴルフの帰りに帰省すると言っていたので夜遅くなるのだと思っていたら3時過ぎラウンドが終わったのか自宅へは翌日行くのでマンションの方車停めれるか聞いてきたので家の車は自宅へ置いてマンションに来てもらうことにした。

 

夫がいる自宅よりマンションの方が息子もゆっくりくつろげるだろうと思っていたし...。

3カ月住んでこのマンションの居心地の良さ、外へ一歩出ると何でも揃う快適さ、路地裏の小さな店に入って美味しいもの一緒に食べれたらなぁと思っていたが、男だし住居のことなど興味ないだろうなと思っていた。

 

それに自宅よりもまだ高速で30分程遠くなるのでしんどいだろうと敢えて誘わなかった。

 

息子も父親と話すこともないし、色々聞きたい事だけを機関銃のように話しかけられるのも鬱陶しかったのだろう。

 

夫が休みを取っているとリビングを占領され、子供は6畳ほどの自室で閉じ込められるのだから自分の家でも寛げない。

 

私と二人マンションだと好きなように寝転がったり、会話に茶々を入れられる心配もないのでよかった。

 

帰宅した日は心配をよそにマンションからさらに20分程高速を走らせ街のラーメン屋に食べに行っていたようで9時頃帰宅した。

 

そして昨日はチラシが入っていたコーヒーショップへモーニングを食べに行った。

もっと小さな店だと思っていたら大きな店で昭和レトロな雰囲気と中庭のある素敵な空間だった。

 

息子は卵サンドを、私はシナモントーストをホットコーヒーと食べた。

 

コーヒー好きの息子には丁度いいお店が近くにあってよかった。

 

そしてお昼は小さな雑居ビルの2階にあるフレンチの店に行った。

この店も少し前に近くに住む同級生が教えてくれた店でシェフが一人でされている小さな店でお酒1ドリンクに前菜で1コイン500円でもあるそう。

 

私たちはランチにした。

ウニと人参のジュレなど繊細な味でチリワインも1杯350円とリーズナブル。

 

牛フィレは柔らかく最後のデザートのクレームブリュレも絶妙な味わい。

 

これで2人で4000円ちょっとなんて採算が採れるのかと思った。

 

丁度土曜日に同級生4人で集まるのでこの店にしようかと話していて前日マンションへ戻る時途中の駅で偶々その同級生と会って店のこと話していたのでこれもタイムリーだった。

 

息子も美味しいもの食べたいと言っていたので二人とも満足だった。

 

自宅近くにはチェーン店しかなかったので嬉しい。

 

自宅で息子は自室の片づけをして車でマンションへ戻った。

 

私は自転車でスーパーをはしごして戻ったら6時半。

お刺身や簡単なおつまみを作り、ハイボールやスパークリングワインを飲んだ。

 

途中夫から

「今日はどうするの?」とラインが入っていた。

 

息子も色々話し相手、相談にのってくれる父親なら自宅へ帰っただろう。

 

私もあの家にあまりいい思い出はないので帰りたいとは思わない。

息子も今の赴任地で留まるつもりのようで、それならそれで仕方ない。

 

親がこうしろああしてほしいという時期はとっくに過ぎたのだから。

 

家族揃ってお盆を迎えるそんな光景作れなかったのは夫婦のこれまでの歩んできた結果。

 

夫が一人広々とした家で過ごさなければいけないのも致し方ない。

 

おとといも私が2階の息子の部屋で昼寝していたら夫がバタバタと夫が入ってきて

「窓閉めた?」と聞くので私は自分の寝ている息子の部屋のことだと思って閉めたと返事すると後で起きてきた時夫が

娘の部屋も私の部屋も窓が開いていたので雨が入り込んできたと言っていた。

 

私は強風が吹いていたのは知っていたがまさか雨も降っているなんて知らなかったし、わざわざ寝ている私を起こして聞くより両隣の部屋をちょっと覗いてくれればいいものを何故出来ないのだろうかと思う。

 

雨が降りこんできたら床までびしょ濡れになり、フローリングが傷む、もう半分自分の家ではないという認識が欠けている。

 

孤立するのはこういう小さなことの積み重ねが家族は非情な人とインプットしているからかだろう、致し方ない。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。