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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

あまりにも類似している所が多過ぎて~『もう別れてもいいですか』~

まだ半分も読んでいないが、垣谷美雨さんの『もう別れてもいいですか』は共感する部分多い。

モラ夫が類似している、し過ぎている。

 

例えば庭の木を切ってほしいと頼んでも行動せず。妻が自分なら3回も頼まれたら放っておくことはしないと。

冷蔵庫に頂き物の干し柿を入れておいたら無くなっている。

凄く楽しみにしていて3個のうち1つでも残しておくならまだしも全部夫が食べてしまったという。

 

妻に一つでも残しておいてやろうという気持ちは微塵もない。

それどころかそのことを指摘されても開き直り。

 

たかが干し柿で...と。

 

そういう問題ではない。

 

生活はそんな小さなことの積み重ね。些細なことに喜び合い、分かち合い共に築いていくものなのにそこが欠落しているのだ。

 

50過ぎた同級生女が集まれば早く夫には死んでほしいと口々に言うが、主人公は塩分、糖分の多い食事を摂らせようか、夫はどこも悪い所がなく長生きするだろう、そう考えた時後何十年もこの夫と暮らさなければいけないと思うと目の前が真っ暗になるという。同感!

 

夫のニオイが耐えられない、嫌いな相手の匂いは悪臭になると言っているところも頷ける。

それほど夫の事が大嫌いと言い切っていて、もはやここまで嫌いになって一緒にいる意味があるのかと疑問を投げかける。

 

ただ離婚にはお金がいる。

 

だからすぐには踏み切れない。それを何度も何度も呪文のように口にする。

 

ああ、夫に友達がいないというのも共通していたわ。

 

面白いほどに細かい所が類似していて読み進める程笑えてくる。

 

女友達の中でもやはり似たような環境に置かれている人とは話が合うものだ。

 

私自身幸せオーラ全開の人に対しても一応普通に接しているが、こちらのことをあまり詳しく言っても理解されるわけがなく、下手すればこちらの対応が悪いとまで言われるのでそういう相手には夫の事は話さないように、当たり障りのない話をするようにしている。

 

誰かに分かってもらおうなんて土台無理な話。

 

私が聞く立場なら暗い話ばかりされるのも嫌だろうし。

 

老眼が進んで若い時のように一気に読破というわけにはいかないが、本の中で共感しあえる友達を得たようでゆっくり読んでいく楽しみが増えた。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。