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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

もう騙されない

近くの神社でとんど焼きがあったので朝9時過ぎ夫がしめ縄を持っていった。

 

徒歩で10分位だが直ぐ帰ってきた。

聞けば自転車で行ったそう。

 

用事が済めばそれだけで直ぐ帰ってきて寄り道はしない。

こちらは生き抜くところがない。

 

人のすることにいちいち話しかけてくるので肩が凝る。

 

マンションで再同居することになって2カ月近く経つが夫が声を荒げることがない。

 

以前とは別人。

 

結婚して35年目に入るが何十年も見てきた夫の性格がそう簡単に変わるはずはないのだ。

数年前の事、自分がリビングの掃き出し窓の近くでうたた寝していてその横に自分の眼鏡を外して置いていた。

私が窓を開けようとその眼鏡を跨ごうとした時、夫が

「ああ!」と大声を出し眼鏡の方に手を伸ばした。

 

私はその夫の手につまずきそうになり、眼鏡を踏みつけフレームが曲がってしまった。

 

私は眼鏡を踏まないようにしていたのに夫が勝手に踏まれると思い手を出しよろけた私は本当に怖かった。

 

たしかに眼鏡が壊れて困るけど烈火のごとく怒ることでもない。

 

そもそも床に眼鏡を置いていた自分が悪いのだ。

 

他の人が通るような邪魔になる場所で寝ること自体もおかしい。

 

子供が小さい時も魚釣りをしていて釣り糸が竿に絡まっただけでヒステリックに怒ってイラついて糸を捨てていたのも忘れられない光景。

 

小学校低学年の男の子にムキになって、男同士でそういうことを教えてあげればいいものを。

といっても夫も釣りなど全く出来ない。

 

一事が万事そんな感じですぐキレたり激昂するタイプなのだ。

 

それがこないだの一時的な別居で食事や家事にホントに困ったのかマンションで再同居するようになってこちらが突っかかったとしても上手くかわしてくるのだ。

 

自分が窮地に陥らないように潜り抜ける天才なのかもしれない。

 

決定的におかしなこと言ったり、言葉を荒げるようなこちらの心身が限界だと思ったら

速攻、腹をくくろうと思っていたのだ肩透かしをくっている。

 

何年か前も夫が会社の代表を任され、とても機嫌よくああ、夫は変わったし今までの事もこちらが許せば夫婦の関係もいい方に変わるのだ離婚しなくてよかったと思ったことがあった。

 

二人で国内旅行もあちこち出かけた。

 

だがやはりそれも数年。解任され、会社を辞めたら又元に戻っていた。

夫も周囲の状況によって家族への接し方がすごく変わるし、私も相手によって変えられている。

 

状況がよけれれば夫婦の関係もいいし、周りに左右されるということ。

 

俗にいう「病める時も健やかなるときも...」という風には残念ながらならないというわけだ。

 

本質的な性格は変わらないし、もう子育ての結果はほぼ出てしまっている。

誤魔化しの中で日々生活するのはしんどい。

 

残り30年以上あるかもしれない夫婦生活。

 

これから何かを築いていくわけでもないし、大きな買い物することもない。

 

もううまくかわされたり、ごまかされないぞという気持ちが徐々に膨らんできている。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。