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置かれた場所で咲きたくない

気付いたら還暦過ぎていました。年齢に抗いながら日々前向きに

2人目の弁護士に会う

今年から私の厚生年金がほんの少しだが振り込まれるのでその手続きに関わる書類を取りに市役所に出向いた。

 

前の居住地から転籍していなかったので前の家のあった町役場には昨日出かけて戸籍謄本を取っていた。

 

昨日は数分待てば交付してもらえたが、人口が以前の何十倍もあるこの市は転籍届の受理だけで30分以上待たされた。あまりに長いので一旦外へ出て銀行へ行ってお金をおろしてきた。

 

既に処理は済んでいたようだが、新しい戸籍謄本は1週間ほどかかるらしい。

 

一度家に帰ってお昼を食べ、2時からの無料弁護士相談に出掛けた。

 

気が重いが初めての時のような緊張感はない。

 

今度は30代位の女性弁護士だった。

淡々とパソコンに私の話の内容を入れ、具体的な婚姻費用分担の金額も出してくれた。

 

会話は小さなレコーダーで録音されている。

 

今回の方がより具体的な数字を出してくれ、それでいてモラハラに関する理解もあるようなのでよかったと思う。

 

まずは別居すること、これはどの弁護士も同じことを言う。

 

何も知らない頃は勝手に出ていったら不利なのかと思っていた。

考えてみれば心身に不調をきたしてまで絶対に一緒にいなければいけないというのは人権無視に当たるだろう。

 

家を探すにあったては仕事をしていた方がやはり有利なので続けて求職活動をすればよいと。

 

もうこうなってくると段々と夫のことを客観的に異質な人と見れるようになってきた。

4人家族で暮らしていたころあの頃はなじり合い、言わなくてもいいことを感情に任せてこっちも言っていた。

 

今は出来るだけ波風立てないようにでもこちらが少しでも不利にならないように考えて言えるようになった。

 

もちろんイラっとすること、馬鹿じゃないのコイツと思うことはあるけれど、他人に対しては誰も失礼なこと言わないのと同じで今の私も夫を他人だと思っているフシがあるので余計な事は言わない。

 

午前中に求人募集に応募していた所から電話があり、急だが今日の夕方面接に来れるかということだった。

 

よっぽど人出が足りないのか直ぐにほしいのか。

 

職種はスーパーの早朝品出し。

8時から10時までの2時間、残業なし。

 

面接に行くとバリキャリ風の女性とやけに腰の低い男性が対応してくれた。

 

下着売り場の方も応募していたが、レジが不安だったのでどちらを優先か聞かれた時は品出しと答えていた。

 

重い物を持つだろうなと質問するとやはりペットボトルの段ボール位は運ぶそう。

 

終わった後多分ダメだろうと思ったら30分位して電話があり、採用になった。

2時間だけとはいえ、不安ではあるがとにかく不動産屋のドアを叩くのに無職は辛い。

 

今にも不動産屋に飛び込みそうだったが、ちょっと待て、先ずは仕事を探してからと思い直していた。

 

5月中には不動産屋に聞いてこちらの意向を話し、今出ていない物件でも又空きが出たら知らせてもらうようにしよう。

 

子供が偶には訪ねてきてくれる家に、自分が穏やかでいられる部屋で過ごすまで後もう少し、目的達成のためなら我慢できる。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。